Windows 7について

2009年の秋に、マイクロソフト社から新しいOS"Windows 7"がリリースされました。その前の"Vista"の短所が改善されましたので動きも安定 しましたし、便利な機能も付加されています。
しかし、"XP"で、スタートメニューを"クラシックモード"で使っていたユーザーにとっては、"Windows 7"のスタートメニューは非常にわかりづらいですし、そのスタートメニューの中でご自身がいる位置がわからなくなることがあります。 また、"シャットダウンの方法"も変わっていますので、最初はいろいろとまどうことが多いと思います。
ですが、各ソフトの使い方は変わりません。この"Windows 7について"では、クラシックモードとは違う"スタートメニュー"や"シャット ダウンの方法"などについて説明します。

A. スタートメニュー

 "クラシックモード"では、"シャットダウン"や"設定"、"最近使ったファイル"や"プログラム"が縦一列に並んで表示されていますので、上下カーソルキーを叩いていけば、目的のメニューにたどりつけます。 また、"プログラム"から右カーソルキーを叩いてサブメニューを表示させれば、そこから、上下カーソルキーを叩いて起動させたいソフトをさがすことができます。  しかし、"Windows 7"では、このような表示にはなっていません。左右二列の表示になっており、それが以下の五つのセクションに分かれています。

1. プログラムとファイルの検索のエディットボックス

 windowsキーを叩くと、ここにフォーカスが当たっています。 このエディットボックスに、起動したいプログラムやファイルの名前の一部を入力すると、即、検索され、"最近使ったプログラム"などが表示されているところに、その候補、あるいは、そのものが表示されます。  例えば、"my"と入力するとパソコンに入っている"my"という文字列を含んだソフト類が候補として表示されます。 "MyEdit"、"MyMailV"、"MyBook"などが入っていれば、これらが表示されるということです。 ※ 英数文字を入力して検索する際は、すばやく入力してください。ゆっくり入力していると、途中の文字列で検索をしてしまいます。

2. すべてのプログラム

 windowsキーを叩き、上カーソルキーを一度叩くと、ここにフォーカスが移動します。 ここで、右カーソルキーを叩くとサブメニューが開きますので、そこで上下カーソルキーを叩くと、パソコンに入っているプログラムをさがすことができます。

3. ユーザーが登録したり最近使ったプログラムのメニュー

 windowsキーを叩き、上カーソルキーを二度叩くと、ここにフォーカスが移動します。 ここから上にはユーザーが最近使用したプログラムや登録したプログラムが表示されます。  個々のパソコンの設定でその数は違いますが、上カーソルキーを叩いていき、最近使ったプログラムや登録したプログラムがそれ以上なければ、"プログラムとファイルの検索のエディットボックス"に戻ります。 ※ 最近使ったプログラムや登録したプログラムのメニューに移動する場合はwindowsキーを叩いた後、下カーソルキーを使った方が早いです。

4. シャットダウン

 windowsキーを叩き、右カーソルキーを一度叩くと、ここにフォーカスが移動します。 ここでエンターすると、windowsをシャットダウンしてからコンピュータの電源が切れます。  ここで、もう一度右カーソルキーを叩くと、"再起動"、"休止"、"ログオフ"などのサブメニューが表示されます。

5. ログインしているユーザー名が最上部にあり固定されているメニュー

 windowsキーを叩き、右カーソルキーを一度叩き、更に、上カーソルキーを一度叩くと、ここにフォーカスが移動します。  ここから上カーソルキーを叩いていくと"コントロールパネル"、"コンピューター(マイコンピューターのこと)、"最近使った項目"、"お気に入り"、"ダウンロード"、"ミュージック"、"ドキュメント"などが表示され、最上部には、ログインしているユーザー名が表示されています。

※ スタートメニュー内で、ご自身がいる位置が分からなくなったら、タブキーを叩いてください。そうすると、上述した五つの大きなセクションを移動できます。 それぞれのセクションから右カーソルキーを叩くと、"プログラムとファイルの検索のエディットボックス"以外で、それぞれのメニューに 入ることができます。

B. シャットダウン

 [A-4]に書いていますようにパソコンの電源を切る場合は、windowsキーを叩き、右カーソルキーを一度叩いて"シャットダウン"に移動してエンターキーを叩いてください。  これでパソコンの電源が切れます。  "再起動"をしたり"休止状態"にしたい場合は"シャットダウン"のところで右カーソルキーを一度叩くと、これらのメニューが表示されます。  ※ パソコンの電源を切ったり再起動をする場合は起動しているプログラムを終了し、また、開いているファイルを閉じてから行ってください。

C. スタートメニューへの登録

 [A-3]で書いていますように[ユーザーが登録したり最近使ったプログラムのメニュー]には、文字通り[最近使ったプログラム]が表示されます。しかし、設定によってですがいろんなソフトを使っていると、そのまま表示していたいプログラムが消えることがあります。 常に表示させたいプログラムはスタートメニューに登録しておくと便利です。 その方法は以下のとおりです。

1. [すべてのプログラム]などから登録したいプログラムを選ぶ。

2. [シフト+F10]あるいはアプリケーションキーを叩き[コンテキストメニュー]を開く。

3. 上下カーソルキーを叩き[スタートメニューに表示する]に移動してエンター。

 

これで、選んだプログラムがスタートメニューに表示されます。  ※ スタートメニューを開き、一度、上下カーソルキーを叩いた後、英数文字のキーを叩くとその文字がファイル名の先頭についている プログラムにジャンプします。

D. スタートメニューに登録できるプログラム数の変更

 スタートメニューに登録できるプログラム数の変更は以下のようにします。

1. windowsキーを叩き、続いて、右カーソルキーを一度叩き、更に、上カーソルキーを叩いて"コントロールパネル"に移動。

2. 右カーソルキーを叩き、続いて、下カーソルキーを叩き"タスクバーとスタートメニュー"に移動しエンター。

 これでタブシートが開きフォーカスは"タスクバー"のタブシートにあります。

3. "シフト+たぶ"を一度叩き、続いて、右カーソルキーを一度叩いて"スタートメニュー"のタブシートに移動。

4. タブキーを叩き"最近開いたプログラムをスタートメニューに保存し表示する"のチェックボックスにチェックが付いていることを確認。

 ※ チェックが付いていなければスペースキーを叩いてチェックを付けます。

5. "シフト+タブ"を叩き"カスタマイズ"に移動しエンター。

6. タブキーを叩き"最近使ったプログラムの表示数"に移動。

7. 表示したいプログラム数を入力。

8. タブキーを叩き"OK"に移動しエンター。

9. 更に、タブキーを叩き"OK"に移動しエンター。

E. プログラムの起動

 "プログラムの起動"は、

1. スタートメニューを開き、上カーソルキーを一度叩いて、"すべてのプログラム"から目的のプログラムを選んでエンターするか、あるいは、

2. スタートメニューを開き、下カーソルキーを一度叩いて、"最近使ったプログラム、登録したプログラム"から目的のプログラムを選んでエンターしてください。

F. マイドキュメント

 "Windows 7"の"マイドキュメント"には、従来の"マイ ピクチャ"や"マイ ビデオ"、"マイ ミュージック"の他、"保存したゲーム"や "お気に入り"、"ダウンロード"というフォルダがあります。 ホームページからファイルをダウンロードする場合、初期時は上記の"ダウンロード"が指定されています。  ※ この"マイドキュメント"はCドライブの中の、"ユーザー"というフォルダの中にある"ユーザー名のフォルダ"の中にあります。 "ユーザー名のフォルダ"は、次のようにして表示させます。

1. windowsキーを叩く。

2. タブキーを一度叩く。

 ※ 現在、ログインしているユーザー名が表示されます。

3. 右カーソルキーを一度叩く。

 これで"ユーザー名のフォルダ"が開きます。

G. UAC(User Account Control)

 プログラムをインストールしたりバージョンアップをする際、UACが有効になっていると、これらの操作を許可するかどうかのメッセージが表示されます。  外部からの不正なアクセスからパソコンを守るためには、当然、有効にしておかなければならないのですが、ご自分の意志でインストールやバージョンアップをする際に、このメッセージが表示されるのは、少し、わずらわしいです。 PC-Talker 7には、このUACを簡単に有効にしたり無効にする機能があります。 以下の手順で操作します。

1. マイサポートを起動する。

2. 下カーソルキーを叩き"ツール"へ移動。

3. 右カーソルキーを一度叩き、続いて、下カーソルキーを叩き"PC-Talker 7の初期設定"へ移動。

4. 右カーソルキーを一度叩き、続いて、下カーソルキーを叩き"コンピューターの保護 UACの設定"へ移動しエンター。

 ※ UACが有効になっていれば、"変更の許可"を求めるメッセージが表示されますので、タブキーを叩き"はい"へ移動してエンターしてください。

5. タブキーを叩き"UACを無効にする"のプッシュボタンに移動してエンター。

6. 確認のメッセージが表示されますのでエンター。

 ※ この作業を有効にするにはパソコンを再起動しなければなりません。 また、インストールやバージョンアップの作業が終わったら、必ず、UACを有効にしてください。 上記の操作手順の5.で、"UACを有効にしてコンピューターを保護する"のプッシュボタンでエンターします。 その後、確認のメッセージが表示されますのでエンターします。 パソコンを再起動すると、UACが有効になります。  ※ コントロールパネルの中に"ユーザーアカウント"という項目があります。ここでエンターすると、その中に"ユーザーアカウント 制御設定の変更"というリンクがあります。 ここで通知レベルを変更することもできます。 以上、